カラクムルの古代マヤ都市
ユカタン半島南の密林地帯の奥深くにあるが、グアテマラのティカル遺跡からは100km弱しかない。20世紀前半にアメリカ人探検家によってその存在が分かったが、近年本格的な調査が開始された。
紀元前4〜後10世紀末まで続き、6世紀頃にはマヤ文明最大の都市ティカルと肩を並べるまでになった。遺跡には、高さ45mの2号神殿を始め、120基の石碑や神殿、宮殿など6000以上もの遺構が残る。長く密林の中にあったため、大半が土や植物に埋もれている。