セントクリストファー・ネイビス料理
カリブ海の西インド諸島にある、元イギリス領のセントクリストファー島とネイビス島という2つの島がひとつの国になって1983年に独立した、セントクリストファー・ネイビス。両島合わせて300平方メートル足らずの小さな国土ながらも、白い砂浜や熱帯雨林など豊かな自然に恵まれており、セントクリストファー島にある国立公園のブリムストーン・ヒル要塞は世界遺産にも登録されています。
セントクリストファー・ネイビス地図セントクリストファー島とネイビス島には、奴隷の子孫であるアフリカ系の人々が多くおり、またアフリカ系とスペイン、イギリスなどヨーロッパ人とのクレオール(混血)や、労働者としてやってきたインド人らも暮らしています。
料理も彼らの文化がミックスしたもので、島では仔豚の丸焼きや、魚、ロブスター、カニなどのシーフードのグリル、じゃがいもやひよこ豆、肉の入った汁なしカレーを薄いチャパティで包んだ、インド料理がもとになったロティ、ペラウ(Pelau)という、スペインのパエリヤのような炊き込みご飯、亀や山羊のシチュー、パンの木の実、トロピカルフルーツなどが食べられています。
ドリンクでは、さとうきびの蒸留酒や、ベルモント・エステート(Belmont Estate)、ブラインドリー・ゴールド(Brinley Gold)といったラム酒の地酒が製造されています。