セントルシア料理
アメリカ大陸の”発見者”クリストファー・コロンブスが16世紀の初頭にこの島に初めて訪れたのが、カトリックの聖ルチア(サンタルチア)だったことから、島の名前がつけられたという、カリブ海の島国セントルシア。住民の90%がアフリカ系という旧イギリス領の国ですが、それ以前に100年ほどフランスの植民地だったため、英語のほか、今でもフランス語を元にしたパトワ語(クレオール語)が話されています。
セントルシア地図セントルシアには、初期にアメリカ先住民のアラワク族が暮らし、またフランス人やイギリス人、奴隷としてアフリカからやってきた人々の伝統が混ざって、クレオール文化が形成されました。
火山島である土壌は肥沃で、主要産業のバナナの栽培をはじめ、マンゴー、パパイア、パイナップル、グアバ、パッションフルーツとしたトロピカルフルーツが育ち、また魚やロブスター、ランビという巻貝などの魚介類やキャッサバ、タロいも、ココナッツ、パンの木の実、さつまいもなど食材が豊富。これらを使ったペッパーポットシチューや、カリブの青菜カラルーのスープ、ジャックフィッシュのフライといった料理がよく食べられています。
飲み物はビールとラム酒。ラム酒はパンチやカクテルとして飲まれることが多いようです。