グレナダ料理
グレナダは、カリブ海に浮かぶ旧イギリス領で、現在は英連邦に属する島国です。 グレナダ地図グレナダの料理は、他のカリブ諸国と同様、プランテーションの労働力を担う奴隷として連れて来られた人々の故郷である西アフリカや、ヨーロッパの影響を受けています。
主食は、パンの実やヤムイモ、サツマイモ、それにキャッサバ。カリブ特有の青野菜カラルーや、魚、カニ、エビ、貝などのシーフード、また時にはアルマジロやイグアナの肉も食べるよう。ナツメグの産地であり、料理にもナツメグや、メースがよく使われます。
植民地時代に奴隷用の安価な食料としてタヒチから植林されたパンの木は、ポテトに似た味がし、実をココナッツミルクで調理して、ターメリックで風味をつけたオイルダウン(Oil Down)として食べたり、樹液は接着剤の原料にしたり、またその木から棺を作るといいます。
またグレナダ島の海岸には、4月から6月にかけてオサガメが産卵にやってくるのですが、現地ではそのカメをスープにしたり、カメの卵を取ってごちそうとして食べるのだそうです。