アメリカ領ヴァージン諸島
アメリカ領ヴァージン諸島は、西インド諸島にあるアメリカ合衆国の保護領。ヴァージン諸島の西側半分。東側は、イギリス領ヴァージン諸島。「島」と呼ばれるのは40程度あるが、ほとんどが無人島である。人が住み、一般の観光客が訪れるような主要な島は、セント・トーマス島 (Saint Thomas)、セント・クロイ島、セント・ジョン島 の3島である。首都は、セント・トーマス島のシャーロット・アマリー。
農作物では砂糖や野菜の栽培が行なわれていて、畜産や漁業も行われている。ラム酒は特産品の一つで、観光産業も重産業の一つで、多くの観光客が訪れる。セント・クロイ島に世界最大の石油精製所がある。
失業率はセント・トーマス島とセント・ジョン島が約9% なのに対して、セント・クロイ島では 13 % と失業率が高く、セント・トーマス島とセント・ジョン島よりも経済格差が広がっている現状から不満がある。
アフリカから奴隷として連れて来られた黒人がほとんどで白人や混血も少数いる。公用語は英語だが、パトワも話す。プエルトリコやデンマークの訛りが強い。宗教はキリスト教でアングリカン、バプテスト、ルーテル、などのプロテスタント系の宗派が多くあり、カトリックもある。