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セント・クリストファー・ネイビス |
クリストファー・コロンブスの名が由来のカリビアン島、セント・クリストファー・ネイビスについて
セントクリストファー・ネイビス、別称セントキッツ・ネイビスは、西インド諸島の小アンティル諸島中リーワード諸島にあるセントクリストファー島(セントキッツ島)とネイビス島の2つの島からなる独立国。イギリス連邦加盟国。ミニ国家の一つである。英連邦王国の一国。
2つある島の大きい方がセントクリストファー島で、クリストファー・コロンブスは、自分自身の名前の由来でもある、「聖クリストファー」の名をこの島に付けた。クリストファーという人名の愛称がキッツなので、セントキッツ島とも呼ばれている。島民はキティシャンの愛称で親しまれている。
ネイビス島は、コロンブスらスペイン人が島を発見した時、島の最高峰であるネイビス山の頂上が真っ白な雲に覆われている様子を見て、山の頂上が雪が積もっていると勘違いした事からスペイン語で雪を意味するニエベからネイビスとなり命名された。島民はニビジャンと呼ばれる。
伝統的に砂糖を中心とした農業島国だったが、2005年7月をもって生産を停止。現在は観光が主要産業となっている。これは砂糖産業が奴隷制度の象徴であることに加え、1980年代からすでに利益が出なくなっていたためである。サトウキビの生産量は2002年時点で19万トン、砂糖の生産量は同1.9万トン。いずれも農業、工業生産物として最も生産量が多かった。しかしながら、電気機械の組み立てが産業として確立しているため、輸出に占める電気機械の比率は2001年時点では62.9%に達し、砂糖は21.0%であった。主な輸出相手国はアメリカ合衆国で、71.5%を占める。
住民は、アラワク族、カリブ族(カリナゴ族)らが入植していたが、ついで白人が入植し、現在は奴隷の末裔であるアフリカ系黒人がほとんどで白人は少数である。しかし、奴隷として連れて来られた当初と比べると、かなり混血が進んでいる。言語は、英語が公用語で、かつ最も使われている。宗教は、聖公会、ローマ・カトリックなど。
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