モントセラト
モントセラトはカリブ海の小アンチル諸島に位置する火山島で、イギリスの海外領土である。 1493年にクリストファー・コロンブスによって、スペインのバルセロナ近郊に聳え立つセラト山から命名した。 公用語は英語、通貨は小アンチル諸島の地域に共通の東カリブ・ドルである。 面積102km2、人口8,995人(2003年)。 スーフリエールヒルズ山が島で最も高い山である。 首府は島の南西に位置するプリマス(Plymouth)だが、1995年にスーフリエールヒルズ山の火山噴火で事実上壊滅し、現在はブレイズに臨時政庁が置かれている。
農業はバナナなどで、観光も島の経済の有望な産業だが、他のカリブの島々と比べると遅れている。火山噴火の影響で島の経済に大きな被害が出た。
アフリカ系黒人が96%を占め、残りは混血のムラートや白人なども少数だがいる。宗教は英国国教会が38%、メソジスト派が28%で、後は、カトリックなどである。