|
 |
|
ドミニカ共和国 |
 |
ドミニカ発祥の音楽メレンゲ・バチャータがあちこちに流れるカリビアンの楽しい国
ドミニカ共和国は、キューバに次いで2番目に大きなイスパニョーラ島の東部3分の2を占める。国全体の面 積は日本の九州に高知県を足したくらいの大きさだ。島の西部3分の1はハイチ、東にはプエルト・リコがあり、島の南側はカリブ海、北側は大西洋。ちょうど カリブ海地域の真ん中に位置している。ドミニカ共和国の中西部にはカリブ海で最も標高の高いドゥアルテ山Pico Duarte(3175m)のある中央山脈が走り、その北、東にもそれぞれ山脈が走っている。南西部は山が多いが、東部は平原地帯となっていて、牧畜業が 盛んだ。南側にある人口約200万人の首都サント・ドミンゴ、北側にある人口約60万人のサンティアゴ市以外は、ほとんどが人口約10万人にも満たない小 さな町。しかし、北海岸のプエルト・プタやカサ・デ・カンポのあるラ・ロマーナなどに国際空港があるように、世界各国から美しいビーチリゾートを求めて やって来る観光客は一年を通して絶えない。
コロンブスが第1回航海のときに足を踏み入れたドミニカ共和国は、当初スペインによって新大陸で最初の 町が造られ繁栄したが、その後ヨーロッパ列強や、隣国ハイチの支配を受けたりとさまざまな苦難を乗り越えて、1844年に独立を果たした。現在も住民はス ペイン語を話し、サント・ドミンゴには当時のスペインの面影を残す建築物が数多く保存されている。同じ島でありながら、アフリカの文化を色濃く感じる隣国 のハイチとは対照的だ。ビーチリゾートであるとともに、カリブ海地域で最も歴史的遺産が多いことも、ドミニカ共和国の魅力のひとつになっている。 |
ドミニカ共和国の旅行情報 |
入出国とビザ
【ビザ/ツーリストカード】観光目的の90日以内の滞在ならばビザは不要。
【パスポート】パスポートの残存有効期間が滞在日数プラス3カ月以上あること。
到着前に機内で入国カードが配られるので、これに必要事項を記入。ジャマイカやカリブの島を経由しての入国だとツーリストカード(US$10)が必要といわれる場合があるが、日本人は必要ないので断ること。機内で入国カードがもらえなくても、入国審査前に手に入るはずなので係員に聞いてみよう。入国審査官にこのカードとパスポート、帰国用のチケットを提示して審査を受け、次に機内預けの荷物をピックアップし、荷物検査カウンターを過ぎると無事入国できる。免税で持ち込める物は私物のカメラや電気製品、酒類1L、紙巻きタバコ200本、みやげUS$100相当。帰国時は航空会社のカウンターにて出国カードをもらい(入国カードと同じ)必要事項を記入。出国審査官に提出する。出国前に空港使用税US$10が必要となる。 |
日本からドミニカ共和国へのフライト時間
日本からドミニカ共和国への直行便はなく、アメリカの都市を経由して行くことにある。国際空港のある首都のサント・ドミンゴとプエルト・プラタへはマイアミやニューヨーク、ボストンからフライトするのが便利。また、ヨーロッパの都市からのフライトも多く、アムステルダム、パリ、ミラノ、マドリッドほかドイツの各都市などから直行便が飛んでいる。なお、ヨーロッパからのフライトは、プエルト・プラタ、ラ・ロマーナ、プンタ・カナへのほうが便数も多い。
|
ドミニカ共和国への行き方
【アメリカからのドミニカ共和国へ】マイアミからはアメリカン航空がサント・ドミンゴへ1日4便、プエルト・プラタへ1日1〜2便、ラ・ロマーナ(カサ・デ・カンポ)へ週3便、プンタ・カナへ1日2便運航している。サント・ドミンゴまで所要約2時間。またニューヨークからはデルタ航空がサント・ドミンゴまで1日1便、アメリカン航空やコンチネンタル航空などがサント・ドミンゴ、プエルト・プラタへ1日に10便前後(経由便を含む。季節によって変動あり)が運航。サント・ドミンゴまで所要約4時間。
【カリブ諸国からドミニカ共和国へ】最も頻繁にフライトしているプエルト・リコのサン・ファン間はアメリカン・イーグルがフライトしている。所要約55分。サント・ドミンゴ、プエルト・プラタのほかにラ・ロマーナにもアメリカン・イーグルが日に2便運航している。
そのほかのカリブの島からは、オランダ領のキュラソーからはアエロポスタルが、フランス領のマルチニークからはカリブ航空が、キューバとの間はクバーナ航空が運航している。隣国ハイチとの間は、サント・ドミンゴ市内のヘレラ空港と小型機によって結ばれている。このほか、メキシコのメキシコ・シティや南米のベネズエラのカラカス、ペルーのリマなどからも空の便がある。 |
|