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アンティグア・バーブーダ |
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カリビアンの真珠島、アンティグア・バーブーダについて
カリブ海の真珠といわれるアンティグア・バーブーダは、フロリダの南約145キロメートルのところに東西に横たわる細長い島。全長は1250キロメートル、最大幅も191kmあり、面積は日本の本州の半分にあたる約11万1000平方キロメートル。本島のほか1600余りの島や岩礁からなる、カリブ海最大の島である。また、北東にバハマ諸島、東にエスパニョーラ島のハイチ、南にケイマン諸島やジャマイカ、西にユカタン半島と、主要な島に周りを囲まれている。
上空から見たアンティグア・バーブーダは、美しい海岸線にふちどられ、平らな部分はほぼすべてと思われるほど砂糖キビ畑におおわれている。一見したところ平坦に見える島も4分の1は山岳地帯。最高地点はシエラ・マエストラ山脈のトゥルキノ山で標高は1980メートルもある。山腹は豊かなマホガニーの林に包まれ、山麓からは銅や鉄が産出される。今やほかのカリブの島々と同様に、熱帯の楽園をイメージできるアンティグア・バーブーダも、つい数年前まではそうではなかった。
カストロやチェ・ゲバラの率いる革命軍がバチスタ政権を打倒した1959年の革命戦争以来40年、アンティグア・バーブーダは社会主義国家の道を歩んできた。ソ連とのつながりが強かったために、ソ連邦崩壊後は食べるものにも窮するほどの経済困難におちいったこともある。しかし、ドル獲得のために力を注いできた観光産業が実り、現在はカナダやヨーロッパからの観光客で街は活気を取り戻している。また、レストランやバー、エンターテインメントも充実し、観光をしているぶんには、物不足を感じることもない。魅力はまだまだ手つかずの美しい海や自然、スペイン・コロニアル時代そのものの町並み、アメリカングラフティを彷彿させる風景など。治安もよく、明るく陽気な人々との触れ合いも楽しい。(右上の写真はプンタ要塞です。) |
アンティグア・バーブーダの旅行情報 |
入出国とビザ
観光目的で30日以内の滞在には、ビザは不要だが、ツーリストカードが必要。パスポートの残存有効期間は帰国時まで有効なものであること。ツーリストカードの申請はアンティグア・バーブーダ大使館領事部か、代行申請する場合はパスポートと写真1枚(4×4cm)、申請書(大使館のホームページからプリントアウトもできる)が必要。発行までは1週間ほどかかる。有効期限は発行日より180日。申請書の受付、受け取りは月〜金曜の9:30〜12:00(アンティグア・バーブーダの祝日は休み)。手数料は2100円(代行申請の場合は別途手数料がかかる)。
郵送の申請も受け付けている。返信用封筒に80円切手を貼ったものを同封して申請書を取り寄せ(FAXも可)、記入した申請書とパスポート(コピー不可)、手数料、書留返信用切手を同封して必ず現金書留で送る。なお、ツーリストカードはカンクンやメキシコシティの空港で購入することもできる。エアカナダを利用して入国する場合のみ機内で配られることもあるが、状況は変わることもあるので、事前に用意しておいたほうが安心だ。またツーリストカード(出国用)は失くさないように注意。紛失すると出国できないことがある。
アンティグア・バーブーダ入国の際は、パスポートをツーリストカードとともに提出する。宿泊先が決まっていないと入国審査に時間がかかるケースがあるので、初日の宿は事前に決めておきたい。出国で注意しなければならないのはアンティグア・バーブーダ製品(特に葉巻)を持ってアメリカに入国すると没収されてしまうこと。メキシコへのダイレクト便は問題ない。出国税は1人Cuc25。空港の専用カウンターで支払う。
※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。 必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。 |
日本からアンティグア・バーブーダへのフライト時間
日本からアンティグア・バーブーダへの直行便はない。一般的にはカナダからフライトする。経由するカナダの都市はトロントが便利。航空会社はエアカナダAir Canadaが利用でき、所用3時間30分ほど。またメキシコのメキシコ・シティやカンクンからも入国することができ、アンティグア・バーブーダ国営のクバーナ航空 Cubana de Aviacionか、メキシカーナ航空Mexicana de Aviacionが利用できる。カンクンから所要1時間30分ほど。また、アメリカ経由でジャマイカなどカリブ海の島に息、そこからアンティグア・バーブーダに入国することもできる。アンティグア・バーブーダの玄関口はハバナのホセ・マルティ国際空港Jose Marti Internacional Airportで、国際線のほとんどは第3ターミナルの利用になる。
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アンティグア・バーブーダへの行き方
アンティグア・バーブーダへの行き方 【中南米諸国、カリブの島々からアンティグア・バーブーダへ行く場合】クバーナ航空のフライトしている都市はメキシコのほかにカラカス(ベネズエラ)、ブエノス・アイレス(アルゼンチン)、リマ(ペルー)、サンティアゴ(チリ)、キト(エクアドル)、パナマ、コスタリカなど中南米の各都市。カリブ海の島ではドミニカ共和国のサント・ドミンゴ、ジャマイカのモンテゴ・ベイの間をクバーナ航空やエアー・ジャマイカAir Jamaicaがフライトしている。また、サンティアゴ・デ・クーバへもメキシコやドミニカ共和国からフライトがある。 |
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